国際交流からグローバル教育と学内の国際化へ

グローバル人材育成に対応するたま、国際交流室、プロジェクト推進室(グローバルエンジニア育成事業し推進室、ベトナム(カオタン技術短期大学)教育支援推進室)を改組し、新たに「グローバル・エデュケーション・センター」(GEC)を設置

GECの3つの基本業務

(1) 海外への学生派遣サポート

2年生全員による海外研修をはじめとする派遣事業では渡航手続きのサポートや事前トレーニングを通じて学生の不安を解消し、安心してプログラムに参加できる体制を整えています。さらに、保護者の皆様にも安全対策や費用に関する情報を丁寧にご案内しています。

(2) 海外からの学生受入サポート

より多くの学生が国際化を経験できるように、複数の国からの学生が年間を通じて学内に滞在する環境づくりをサポートしています。

(3) 学生に提供する英語教育の充実

在学期間を通じた英語教育プログラムを実現するために、英語の授業に加えて英語による授業や講演を企画したり、後援会の支援によるTOEIC/Bridgeの受験や学内IPテストの実施などで学習意欲を刺激することに取り組んでいます。

グローバルエンジニア育成事業とは?

高専機構が進める「高専の国際化」の実現のために、令和元年度から「グローバルエンジニア育成事業」がスタートしました。有明高専は令和5年度までの第1期で全国の高専の中からの20校に選ばれて、これに取り組んできました。第2期となる令和6~令和10年度は「多段階スプリングボードで「課題を発見し解決する能力」を持つ学生を育てるグローバル人財養成プログラム」として以下の取組を実施しています。

本プログラムは、どのような環境においても、英語をコミュニケーションツールとしながら自律的・自発的に行動できるグローバルエンジニア(国内外を問わず異なる価値観を持つ人とともに働ける技術者)としての基礎力養成を目標としたものです。

第1期:R1年度~R5年度

高専機構が進めるグローバルエンジニア育成事業のうち、低年次学生を対象とする基礎力養成プログラムとして本校の
「海外研修をスプリングボードとした低学年次におけるグローバルエンジニア養成プログラム」
が採択されました。

本プログラムは、どのような環境においても、英語をコミュニケーションツールとしながら自律的・自発的に行動できるグローバルエンジニア(国内外を問わず異なる価値観を持つ人とともに働ける技術者)としての基礎力養成を目標としたものです。


これまでの取り組み一覧へのリンク

1)英語力、2)異文化受容力、3)工学知識、4)自立的行動力と社会性
の各項目の基礎を学生たちが獲得できるようにするため、令和元年度から以下の取組を行っています。

1) 英語力

  • 外国人を講師とした会話に主眼を置いた少人数コミュニケーション授業の実施
  • 英文多読を授業に導入して基礎的語彙力を強化
  • e-learning教材を導入し、いつでもどこでも英語の学習ができる環境を実現
  • 自分の英語力を知るためのTOEIC Bridgeテストを各学年で実施

2) 異文化受容力

  • 2年次に学生全員参加のシンガポール研修を実施(予定)
  • SDGs(持続可能な開発目標)マインドを育てるイベントの実施
  • 海外からの受入学生との交流機会の増加

3) 工学知識

  • 外国人講師による、英語による基礎的理工系科目授業の実施
  • 上級生での海外の大学・企業へのインターンシップ派遣の拡大

4) 自律的行動力と社会性

  • 学生向け危機管理オリエンテーションの実施
  • 責任ある行動ができる社会人となるための基本を学ぶ高専生活

第2期:R6年度~R10年度

令和元年度から高専機構が進めるグローバルエンジニア育成事業で、本校では令和6~令和10年度は「多段階スプリングボードで「課題を発見し解決する能力」を持つ学生を育てるグローバル人財養成プログラム」として以下の取組を実施しています。